弱点を克服するより「強み」を強化

弱点に眼を向けがちな日本人

ビジネスマンは誰もが「自分の弱みを克服してメンタルを強化したい」と願っていますが、実際にはなかなかうまく行かない人が多いようです。そんなときには少し発想を転換して、「弱みの克服より強みの強化」を考えてはいかがでしょうか。

メンタル強化を考えるとき、人はとかく自身の欠点や弱みに目を向けがちです。とくに周囲の目を気にしがちな日本人は自分の弱みや欠点を恥じるところがあって、それらの克服を第一に考えがちです。

たしかに弱みや欠点を克服するために努力するのは悪いことではありません。しかし、弱みや欠点を克服するのはとても大変な作業で、普通の人は苦手に向き合うと逃げ腰かつネガティブになってしまうものです。そして、結局は挫折して「やはり自分はダメだ」と弱みが逆に強まってしまうケースも多くなっているのです。

欧米では強みを伸ばすことに着目

一方、欧米では日本とは逆に強みや長所を伸ばすことに眼を向けます。

人間だれしも弱みだけではなく、なんらかの「強み」も持っています。そんな強みや長所に眼を向けると、人は自信が出てポジティブになれ、やる気も湧いてきます。

そうした強みを鍛えることで、その人の好奇心、熱心さ、ポジティブさ、満足感などがアップ。結果、全体的な幸福感が高まることがスイスの大学の研究でも明らかになっているのです。

自分の欠点や弱みを克服したいと思ったら、正面から攻めずに搦め手から攻める方が賢いアプローチでしょう。欠点や弱みではなく、まずは長所や強みに目を向け、それらを強化することで良い結果が生まれやすく、自信も高まります。その結果、欠点や弱みに対する苦手意識もポジティブなものに変えることができ、以前感じたよりもそれらを簡単に克服することができようになるのです。

急がば回れ!強み強化のアプローチは一見遠回りに見えるかもしれませんが、実は弱み克服の近道なのです。