仕事大好き日本人に休日はいらない?

日本人の天性の「仕事好き遺伝子」とは?

長時間の残業はもちろん、休日出勤も当たり前。有給休暇もほとんど取らずに日夜働き続ける日本人の仕事ぶりは、かつては欧米から「エコノミックアニマル」とまで揶揄されたほど、世界的にも際立っています。

そうした日本人の仕事ぶりについて、1月近い長期休暇も珍しくない欧米人のようにもっと休みをとるべきと声高に叫ぶ評論家もいますが、実はそんな仕事漬けの生活が日本人にはまったく苦痛でないどころか、休みがあるとかえって疲れてしまうのだという説もあります。

その理由は日本人に生来備わる「働きバチ」遺伝子にあります。日本人は古来から農業を生業とする農耕民族でした。コメをはじめとする農作物は日夜水をやったり、耕したりしていないと、あっと言う間に枯れてしまいます。収穫できるまでずっと面倒を見続けなければならず、日曜も関係ありません。そもそも日曜を休むのはキリスト教の安息日から来るもので、昔の日本にはなかったものなのです。

農夫が日曜もなしに働くことで、作物はすくすくと成長し、秋には収穫の喜びを得ることができます。休まず働けば、いつかよいことがある。そう信ずる遺伝子が代々受け継がれているため、日本人は休みがなくても苦痛に感じないどころか、生き甲斐さえ感ずるのです。そう、休みなく働く生活こそ、日本人本来の暮らしなのです。

休むとかえって疲れる日本人

欧米などの狩猟民族は、獲物が捕れるとしばらくは働きませんでした。猛烈に働いて、たっぷりと休む。そんなライフサイクルが欧米人の遺伝子に刻み込まれているのです。そんな欧米人の作り出したライフサイクルがその後世界中に広がったため、日本人もいましかたなく従っているのです。

しかし、農耕民族である日本人の体には休みなく働くライフスタイルが遺伝的に組み込まれていて、欧米人のように休みの次の日から一気にギアを上げて猛烈に働くというメリハリの利いた働き方は苦手です。

そのため、日本人が欧米人のような働き方をすると、休みと仕事の切り替えがうまくできません。無理して休みの翌日に一気にギアを上げようとすると、休みを取らなかった場合よりむしろ疲れてしまうのです。

実は日本人には休みは必要なかった・・なんとなく頷ける考え方ですよね。