十分眠っているのに眠い。もしかして心の病気かも

昼間でも眠気があるのは、うつ病の可能性が

「たっぷり寝たのに眠い」「いつも眠気が取れない」

睡眠不足で昼間眠くなってしまうのは当たり前ですが、一方でたっぷり眠っているのに眠気がとれない場合などでは、心の病の可能性があるので注意が必要です。とくに悩みごとなどの精神的原因が考えられる場合は心の病の可能性が高くなりますし、思い当たる原因がない場合でも油断はできません。

一般的に心の病の症状は眠気より不眠のほうが多いのですが、慢性的に眠気が強くなる過眠症状もまれではありません。たとえば「うつ病」の症状は一般的には不眠ですが、うつ状態が慢性化した場合などでは、引きこもりや無気力が昂じてなにもやる気が起こらなくなり、眠気が湧いてきて過眠状態に陥ってしまうこともあります。

寝れば寝るほど眠くなるうつ病も

また、うつ病の中でも季節の移り変わりに起因する「季節性うつ病」、とくに冬場に発生する「冬季うつ病」も強い眠気を覚える過眠症状が現われることが多く、日中強い眠気を感じます。

さらに、気分が激しく移り変わる「躁うつ病」では、過剰に気分が高まる躁状態と気分が落ち込むうつ状態が交互に現れますが、このうち躁状態のときには眠気は感じないものの、うつ状態になると過眠症状を感じやすくなります。

また、近年ではこれまでの一般的うつ病とは症状が異なる「非定型うつ病」も急増していますが、この型のうつ病の症状の一つも過眠です。非定型うつ病の患者は寝れば寝るほど眠くなってしまい、一日10時間以上寝てしまうという人も珍しくありません。しかし、それでも寝足りないような気がして、昼間でも眠気を感じてしまうのです。

このようにたっぷり寝ているにもかかわらず眠気を感じてしまう方は、なんらかの心の病を患っている可能性があるので、一度専門医に相談されてみてはいかがでしょうか?