犬の飼い主はうつ病になりにくい?

犬を飼っている高齢者の体は10歳若い

2014年7月15日付の「メイル・オンライン」によれば、イギリスのセント・アンドリュース大学の研究チームの最近の研究によって、犬を飼っている高齢者の身体の活動レベルはそうでない人に比べてほぼ10歳若いことが明らかになりました。

犬を飼うことは身体的健康にくわえて精神的健康にも有益です。同大学地理地球科学大学院の上級講師フェン・チーシャン氏の研究グループによる研究では、平均的な犬の飼い主はうつの程度が少ないことが判明。ペットと飼い主のきずなは総じて人の健康に有益で、その効果は飼い主がペットと歩く距離にかかわらないそうです。

研究チームは、60 マイル以内に住む平均79歳の男女574人を対象に、運動量を計る「加速度計」を7日間装着してもらいました。その結果、約9%(約50人)が犬の飼い主で、その全員が不安やうつが非常に低いレベルだったそうです。この研究成果は「ザ・ジャーナル・プリベンティブ・メディシン」に発表されました。

犬を飼っている高齢者は活動的に

今回の研究結果に対して、フェン氏は犬の飼い主は活動する動機ができるとともに、高齢者が外出して活発に体を動かすことに対する多くの障壁・・社会的サポートの不足, 荒天、安全への懸念・・を乗り越えることができるのではないかと分析します。

さらに、犬を飼うことは65歳以上の高齢者の活動レベルを増加させます。研究では、高齢の犬の飼い主は飼っていない人にくらべて、平均12%以上活動的なことが明らかになりました。これは犬の散歩によって近所の人たちと会いやすくなるという外出のメリットが得られるためだといいます。

フェン氏はもっと多くの「ドッグシェアリング」プロジェクトを始めることで、多くの高齢者が経済的負担や責任なしに犬を飼うことのメリットを味わえるようなるだろうとしていますが、残念ながらご自身は奥さんが犬嫌いなため、犬を飼っていないそうです。