うつ病防止のお助けツールが人気

ノートを破ってストレス解消、うつ退散

わが国のうつ病を含む気分障害の患者数は約100万人といわれ、大きな社会問題となる中、うつ病改善のためのセルフケアツールが注目されています。

仕事や生活で積み重なったストレスはうつ病の原因となりますが、そうした日ごろの思いを書き記したページを思い切りビリッと破ることでストレスを解消できるのが「スカッとノート」です。30枚つづりで、破った時の音や破り心地にこだわっています。

また、癒しホルモンと言われる脳内ホルモン「セロトニン」は心を落ち着かせて、気分を安定させてくれますが、ストレスを受けると発生量が減少してしまいます。そして、気分が落ち込んだり、不安になったりして、ついにはうつ状態に陥ってしまいます。

そんなセロトニンを発生させる神経は毎秒2回のペースで活動しているといわれ、毎秒2回の刺激を外部から与えてやることで最大限に働きます。こうしたことから作られたのがセロトニンを発生させてうつを改善するための「うつ改善CD」です。CDにはセロトニンを発生させる神経を刺激する毎秒2回の速さの信号音が入っていて、聞きながら音に合わせて足踏みや歩行、踏み台の登り降りなどをすることで、セロトニンを発生させる神経を刺激してセロトニンを発生させ、うつを改善することができます。

スマートフォンで患者自身がうつ改善

一方、NECソフトが新開発したのが、軽度なうつ病患者のメンタルヘルスケアのための対話的「セルフケアツール」です。精神療法の一種である認知行動療法はうつ改善に有効ですが、新開発のセルフケアツールはウエブやスマートフォンを用いて、患者自身による認知行動療法の実践を対話的に支援するものです。そして、認知行動療法の概要を学んだり、同療法の代表的スキルである認知再構成法、行動活性化、問題解決技法などをセルフケアツールとして利用することができます。

なかでも認知再構成法では、利用者が記述する悩みや考えにどのような応答をすべきかを、3万語以上の悩み解析用辞書データによる独自の自然言語処理技術を活用。利用者の悩みや考えに適切なメッセージを返すことで、悲観的な物の捉え方を見直すきっかけを与えたり、自分の考え方を客観視することを可能にして、気分の改善をもたらします。

こうしたセルフケアツールがさらに改善されることで、これらを用いた患者自身によるメンタルヘルスの改善が期待ともに注目されているのです。