向精神薬 過量服薬の実態調査が発表に

厚生労働省は11月1日、抗不安薬、睡眠薬の処方に対する実態調査の結果と、対応策について発表しました。
この実態調査は、過量服薬を背景とする自殺への対策のひとつとして、厚生労働省自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム:過量服薬対策ワーキングチームが進めていたものです。自殺完遂者のうち、精神科に受診した履歴があるものが、約50パーセント、そのうち6割が処方された治療薬(向精神薬)を過量服用していたとされています。

厚生労働省は11月1日、抗不安薬、睡眠薬の処方に対する実態調査の結果と、対応策について発表しました。
この実態調査は、過量服薬を背景とする自殺への対策のひとつとして、厚生労働省自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム:過量服薬対策ワーキングチームが進めていたものです。自殺完遂者のうち、精神科に受診した履歴があるものが、約50パーセント、そのうち6割が処方された治療薬(向精神薬)を過量服用していたとされています。

ただ、過量服用の背景は複雑です。
患者としては、症状がなかなか改善しないことで、服用する期間が伸びたり、増量を求めてしまいがちです。
また、自分が薬物に依存していることは、なかなか自覚できるものではありません。

医療側も、患者との治療関係構築が困難な診療環境や、薬物の処方を強く望む患者を説得することが難しい状況にあること。また処方を拒否することで、患者側が医療から遠のいてしまうのではないかという恐れがあるようです。

患者の側としてこころがけたいのは、処方の内容について、しっかり理解をしておくことです。
とくに1回の処方で、抗不安薬を3種類以上、睡眠薬を3種類以上、出されている場合は、処方内容について主治医に十分確認することです。
主治医には話しづらいという場合には、かかりつけの薬剤師に相談をするとよいでしょう。

他の病気で治療を受けている場合には、そちらで処方されている薬についても重複や飲み合わせによる副作用がないように話すことが大切です。かかりつけの薬局は1つにする、お薬手帳を活用することも有効でしょう。

参考:厚生労働省 報道発表資料(2011年11月1日)
「向精神薬の処方実態に関する報告及び今後の対応について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001tjq1.html