心身の健康を支える「ソーシャルサポート」

5月17日は「生命・きずなの日」

5月はすべての生命が萌え立つ新緑の季節です。その最中の5月17日を、日本ドナー家族クラブ(JDFC)では生命や絆の大切さについて考える「生命・きずなの日」(Bridge of Life day)として制定。ドナーやドナーファミリーへの社会的理解を高める活動を行っています。

わたしたちが社会生活を営むにあたって人との関わりは欠かすことができませんが、そうした人との関わりが知らない間にわたしたちの心身の健康を支えてくれているという事実が最近になって明らかになってきました。

家族や友人、知人などの周囲の人との関わりの中で得ているさまざまな支援のことを「ソーシャルサポート」(社会的支援)といいます。とくに心の健康には人との触れあいが大きく影響します。身近な人との関わりは心理的ストレスを軽減し、うつ病に対する防止効果もあることが明らかになっています。

共感や励まし、問題解決のための手段を提供

ソーシャルサポートには、主に「情緒的サポート」と「道具的サポート」があると言われています。

「情緒的サポート」は、なにか辛いことなどがあった際に、共感したり、同情したり、勇気づけたりするなどの情緒面でのサポートです。

一方、「道具的サポート」は問題解決のために必要な行動や手段などの具体的援助を提供してくれる人間関係を言い、とくに問題解決に必要なアドバイスや情報を提供してくれることを「情報的サポート」と呼んでいます。

ソーシャルサポートにはほかにも、肯定的な評価を与えることで励ましてくれる「評価的サポート」や、一緒に活動を行うことで他との一体感を与えてくれる「所属的サポート」などがあります。

わたしたちは知らない間に自分の周囲の家族や友人、知人などからこうしたさまざまな形でソーシャルサポートを受けています。困ったときや気持ちが落ち込んだときなどに、周囲の人たちのアドバイスや励ましなどがあることで、わたしたちは生きることができているのです。