ビデオゲームがメンタルヘルスに悪影響

最近発表されたアメリカの調査によると、ビデオゲームで遊んでいる成人はビデオゲームをしていない成人にくらべてメンタルヘルス面での健康リスクを抱えていることが明らかになりました。

アメリカ疫病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)が米医学専門誌(「American Journal of Preventive Medicine」)に発表した「成人の健康リスクとビデオゲームの関係」という論文によると、CDCとアンドリュー大学、エモリー大学が共同で行ったビデオゲームと心身の健康に関する研究において、ビデオゲーム利用と精神的健康リスクの間に明らかな関係性が存在することが明らかになりました。

同研究では、19〜90歳の成人552人(男性56%)を対象にメディア利用と心身の健康状態に関する調査を行ったところ、ビデオゲーム利用者は全体の45.1%。このうち男性については、ゲームをしていない男性にくらべてよりインターネットに依存する傾向とともに肥満度を示すBMIが高く、一方女性のゲーム利用者はインターネット依存傾向とともにゲームをしていない女性に比べてうつ傾向にあることが分りました。

調査ではまた、ビデオゲーム利用者の成人がゲームをしていない成人にくらべて社交性や活発さに劣ることも明らかになっており、ビデオゲーム利用者がメンタル面での問題を抱えていることが明らかになりました。

CDCのジェームズ・B・ウェーバー博士は、「ビデオゲームはこれらの人々にとって薬物服用のようなものなのだろう・・ビデオゲームで遊ぶ成人はビデオゲームをしない成人と比べると、とくにメンタルヘルス状態が悪い日が多いという点が特徴的となっている」とビデオゲーム利用者のメンタルヘルスの問題点を指摘しています。