「うつ病」が自殺の動機の最多

警視庁の発表によると、昨年1年間で自殺した人は、3万2249人にのぼり、その動機として「うつ病」が2年連続で最多となった。

自殺の動機・原因が特定できたのは2万3490人。そのうち「うつ病」を原因とした人が27.6%で最も多く6490人。続いて「身体の病気」が21.8%(5128人)、「多重債務」が7.4%(1733人)と続く。

年齢別では、心理的や社会的にも負担の大きい中高年層が最も多く、50代が最多で6363人(前年比9.7%減)。 若年層の自殺者も増えている。 20代も3438人で(同3.9%増)、19歳以下が611人で(同11.5%増)。特に30代は4850人(同1.7%増)で過去最多となった。

日本国内では、11年連続で自殺者が3万人を超え、高い水準で推移している。 最近の経済情勢の悪化に伴い、各方面から毎月の自殺者数の早期公表の要望が高まりに応える形で、警察庁は平成21年1月から「月別の自殺者数」を公表している。

内閣府が発表した平成20年版の「自殺対策白書」では、基本認識として、「自殺者の多くは、自殺の直前にうつ病等の精神疾患に罹患」するとして、適切な治療により、予防することと同時にうつ病の早期発見・早期治療の取り組みについてもふれている。

※【参考】
自殺対策ホームページ(内閣府)
平成20年中における自殺の概要資料(警察庁)