メンタルヘルスの法知識

家族のメンタルヘルスと法

DV防止法

DVを防止するために、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(「DV防止法」)」が平成13年10月13日(一部は翌4月1日)に施行されました。

この法律で言う「配偶者」とは、結婚している相手のみならず、婚姻届けを出していないが、事実上、婚姻関係に近い関係を持っている相手も含みます。また、離婚後(事実上離婚したも同然)の相手も含みます。
男女の性差は問いません。どちらも被害者になる可能性があります。

DV防止法では「配偶者暴力相談支援センター」を設置するように指導しています。市町村も、支援センターの機能を果たすものを作るように促しています。

この支援センターの具体的な業務は、

  1. 相談又は相談機関の紹介
  2. カウンセリング
  3. 被害者、同伴者の保護
  4. 被害者が自立できるように就業を促進し、住宅を確保・援護をすること

などがあります。

被害者がこれ以上被害を受ける危険性がある場合、裁判所から、「接近禁止命令」と「退去命令」を出すことができます。

「接近禁止命令」とは、加害者に、被害者(またはその子ども)へのつきまとい、住居・職場等の近く待ち伏せすることなどを半年間禁止することです。
「退去命令」とは、被害者と加害者が一緒に暮らしている場合、加害者に2か月間、住居から退去し、住居の付近に近づくことを禁止することです。
どちらの命令も、再度の申立ても可能で、命令後も危険性がある場合は延長することができます。
命令に違反した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。