メンタルヘルスの法知識

家族のメンタルヘルスと法

メンタルヘルスへの悪影響要因として、近年急増しているストーカー被害があります。国としても重大視し、平成12年11月24日に「ストーカー行為等の規制等に関する法律(「ストーカー規制法」)」が施行されました。

被害者は女性が多いですが、男性が被害に遭うこともあります。
かなり悪質なケースもありますので、ひとりで抱え込まずに、警察に相談したり、家族や知人・友人に協力してもらうなど、総合的な対策が必要でしょう。

加害者は、友人・知人や、元夫婦・元愛人関係などが多くを占め、特に悪質なケースはほとんどが顔見知りの犯行となっています。職場で知り合ったのをきっかけにストーカー行為に走った加害者も珍しくありません。

男女関係のトラブルなどは確かに昔からあり、それを十把一絡げに犯罪としていたら切りがないという意見もあります。しかしながら、被害者の精神的なダメージは大きいのです。

自律神経失調症やノイローゼ、うつ病になってしまったり、いたずら電話への恐怖感のために、電話に出られなくなるなどのケースも少なくありません。労働者がストーカー被害に遭った場合、仕事が手につかなくなってしまうことでしょう。

ストーカー被害についても、プライバシーの問題などがあり、容易に事業者が関与するべきではないという意見もありますが、少なくとも、事業者はストーカー被害の現状を知っておくべきですし、各個人が対策方法を知り、万が一の場合に備えるべきでしょう。