メンタルヘルスの法知識

精神障害の労災認定の流れ

■休職

休職とは、法的に言えば「傷病休職」のことであり、業務外の傷病により長期間の欠勤が一定期間に及んだ場合の休職です。一定期間とは、通常3ヶ月から6か月とされています。

健康保険から傷病手当金などの給付はあるものの、多くの企業において、傷病休職は無給とされており、勤続年数にも算入されないことになっています。休職が本当に必要なのか、休職の原因が何なのか明確になっているのかが問題となるでしょう。

企業が定める就業規則に、会社が特に必要と認めたときという条項があれば、企業が休職を発令することは可能です。したがって、労働協約や就業規則に基づいて、雇用者が一方的に命ずるケースが多くなっています。

休職期間の長さは、勤続年数や傷病の性質に応じて定められます。雇用者は医師に病状を聞き、必要とされるおおよその期間について意見を求めます。その上で、今までの会社への貢献度や、会社にとっての必要性などを考慮に入れて、期間を決定します。

休職期間中に回復し、就労可能となれば休職は終了し、復職することになります。しかし、もし期間中に回復しなければ、退職、または解雇となります。
いったん復職しても、再び同じ傷病となって休職せざるを得なくなった場合、繰り返し休職したり、復職している期間が極端に短くなったりすれば、退職を含めて本人や医師の意見を聞く必要があります。

こうして考えると、この制度の目的は解雇猶予となるでしょう。

■休職
■復職
■解雇