●症状:睡眠障害(昼夜逆転など)
  1. 日中の活動を多くして、生活のリズムをつけましょう。
  2. 寝る前にはそばにいて安心させたり、興奮状態があれば静めるように工夫します。
  3. お腹が減っていないか、トイレには行きたくないか、何か用事が残っていないかなどを考えて対処するようにします。

●症状:異食(何でも口に入れる)

  1. とくに危険と思われるものは、極力、手の届かないところに置きます。
  2. 口寂しい気持ちが強い場合は、何か食べられるものに変えたり、スキンシップをはかって気がまぎれるようにします。
●症状:着脱障害  
  1. まず、衣服の着脱にあたって、急がせないことです。  
  2. 着る順番に服を並べたりしたり、衣服を順番に手渡ししてあげます。  
  3. なるべく自分でできるように補います。
●症状:感情失禁(感情の変化が激しい)  
  1. まず、よく話を聞いてあげます。  
  2. 何事にも、受容的態度で接します。
●症状:興奮・暴力  
  1. まず、落ち着いて対応するよう心がけます。  
  2. そして、訴えに耳を傾けてみましょう。  
  3. 本人が好みそうな気分転換の方法をはかったり、静かな環境を作ってみます。  
  4. よく観察をして、危険なもの(ナイフ・はさみなどの刃物)が回りにないか、十分に確認してください。場合によっては、電気コード・ボールペンなどなんでも危険なものになりえますので、日頃の行動を参考に注意してください。  
  5. 少し間をおいてから優しく接し、どうしても手に負えないときは受診・相談するようにしてください。
●症状:徘徊  
  1. まず、いままでのことを考えて、動き回る原因を考えてみます。  
  2. トイレがわからないとか、昔の家に帰りたい、いきたいところがあるなど、問いかけてみます。  
  3. その上で、いちばん良いと思われる対策をしてみます。
  4. 対策がどうしていいかわからず、あいかわらず徘徊するときは、例えば、一緒に歩いたりして、 ときに世間話などで動き回ることから気をそらしてみます。 無理にやめさせたり,叱ったりするのは逆効果です。
●症状:尿便失禁(おもらし)  
  1. まず、へんに驚いたり、怒らないようにします。  
  2. 「トイレ」のプレートを貼るなど、トイレの場所がもっとわかりやすくします。  
  3. ときをみて、トイレに誘い排尿するよう誘導してみます。  
  4. オムツはできるだけしないように努力したいものです。  
  5. もし、オムツを使用せざるをえない場合には、自尊心を傷つけないようにします。
●症状:不潔行為  
  1. 規則正しい排便習慣をつけるよう誘導します。  
  2. 排便・排尿後は、すぐに後始末してきれいにします。  
  3. なにより他のことに気を向けさせ、叱らないようにします。
●症状:幻覚(幻聴・幻視など)
  1. とにかく、訴えは否定しないことです。  
  2. 話のつじつまを合わせるようにしてみます。  
  3. 部屋の環境やとくに夜の照明を工夫してみます。  
  4. 話をよく聞き、受け入れ、安心してもらいます。 興奮したり、怖がっていたら、手を握るなどして落ち着かせます。
●症状:妄想(もの盗られ妄想・嫉妬妄想・被害妄想・貧困妄想)  
  1. ものがないという場合、一緒に探します。 ただし、本人の持ち物には触れずに、自分で探すようにさせます。  
  2. 財布など大切なものについては、身につけるとか信用のおける人に預けるようにします。  
  3. 日頃、よくしまい込むところやくせを知っておきます。  
  4. 言っていることは一方的に否定せず、あえて説得もしないようにします。
●症状:うつ状態  
  1. まず、励まさないようにしてください。  
  2. 十分な休養と、生活全般での気分転換などを徐々にはかっていくようにします。